デコの残日録
人間は死ぬために生きている訳だから、日記は残日録とも言える。311原発事故でその思いは益々深くなったが、この国の行く末を見届けるには、何とか生き残らないといけない。そのための愚考過程をメモ。
『真田丸』を見て、『黄金の日日』を見る
真田丸に、かつて呂宋助左衛門役を演じた松本幸四郎が登場して、昔見た黄金の日日がまた見たくなってようつべで検索したら、全部見れますたww

いうまでもないけど、両ドラマの時代背景はシンクロしている。

黄金の日日を見たのはずいぶん昔なので、記憶にない場面があったり、ストーリーが記憶と違っていたりして、それが逆におもしろくて一気に見てしまった。

助左衛門の朋輩、善住坊が鋸挽きになる場面がもっとも鮮明に記憶に残っていたが、その場面の絵さえ記憶と違っていたのには、驚いた。

それともうひとつ驚いたのは、真田左衛門佐(幸村)が最初は人質だったが、次第に秀吉の信認を得、関白直臣の馬廻りとして1万9千石もの所領をもつ大名になっていた事。

幸村(信繁)の所領があったのが畿内ではなく、真田本領である信濃・上田周辺にあったとみられ、その管理は父・昌幸家臣どもが執り行っていたという。幸村兄、信之の当時の所領は上野・沼田(2万石前後)であったので、同程度の上がりがあったと見られる。

それと、幸村の1万9千石といえば、北近江・佐和山、石田治部少輔のそれの、ちょうど1/10であるところも面白い。



黄金の日日ストーリーの裏モチーフ、朝鮮出兵・半島蹂躙への懺悔強要、キリスト教宣教師(とくにイエズス会)たちの日本布教における不屈精神のアピール、それらが極度に誇張されている気がして、なるほどなあぁと思ったのだった。

その裏のモチーフと対をなす表のモチーフの一つ、今井宗久の娘かつ実子宗薫の妻・美緒が情熱を燃やした、日本から海外へ売り飛ばされた日本人奪還への情熱描写とが、どうにも統一感を欠いた。

九州のキリシタン大名、大村純忠、大友義鎮(そうりん)らは、イエズス会士らが日本へ持ち込んだ西欧の産物、技術や知識、ひいては富を得るのと交換に、自ら受洗しつつ日本人数十万人を海外へ売り飛ばしていた大罪人である事は、いまの日本人にはほとんど知られていない。

売り飛ばされた日本人の多くは若い婦女子で、中には遠くアフリカ・モザンビークにまで連れていかれた者もいたという。マスゴミ連中は、信長の黒人小姓、弥助の生涯を追ってる場合かと言いたいね。

余談だが、その大村、大友らの大罪が、信長へとつながるはずだった。が、本能寺でいったんは途切れた。

城山三郎原作の『黄金の日日』が、さまざまな矛盾を孕みつつあった近世日本をせいいっぱい正確に描こうとしていたかは、かなりあやしい。

関連記事
[2016/07/31 22:44] | 備蓄 | トラックバック(0) | コメント(0) |
<<そういえば、月曜日に雨が降った | ホーム | 千代の富士、逝く>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://silverisrealmoney.blog.fc2.com/tb.php/654-0052768c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
プロフィール

デコ

Author:デコ

Silver stackers by buying physical silver can end the silver manipulation and stop the criminal banksters. (Words belong to BJF. mni TKS! )


最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

Silver Price

ドル・インデックス

Gold Price

GSレシオ1年

WTI

為替

ビットコインUSD