デコの残日録
人間は死ぬために生きている訳だから、日記は残日録とも言える。311原発事故でその思いは益々深くなったが、この国の行く末を見届けるには、何とか生き残らないといけない。そのための愚考過程をメモ。
ある米国・地金ディーラーによるシルバーブル記事・抄訳
当該記事を抄訳、図表はリンク先を見てください)

銀の価格は、2011年4月から着実に下がっていました。それでも、合衆国造幣局は1ozアメリカン・シルバー・イーグルの需要についていくことがなかなかできなくなっています、金のディーラーが彼らの顧客に言うように、彼らは配達のために1週間から10日待たなければなりません、そして、90%の銀貨(1965年以前に発行された銀貨)のジャンク・バッグは手に入れるのがより難しいです。価格のこの下落があってさえ、低い価格にもかかわらず旺盛な現物銀コインの需要がある上、さらにiSharesのSLVのようなETFポジションは維持されています。

(SLV残高)
3月25日:343,645,323.100オンス
3月11日:342.292.222,100オンス
3月1日 :342.433.205,000オンス
2月8日 :335,858,876.200オンス

以下の銀ETFチャートは、銀需要が過去2、3年を通じて全体的な増加傾向にある事を明らかにします。

ETFは、売買が簡単なので、高いところで売られるはずのETF銀を、それを所有する人々はなぜ売っていないのでしょう? おそらく、彼らの多くが現物(金と銀)を買うのと同様な思考法で、ETF銀を所有しているのだと思います。

銀現物を買っている人々は、彼らのコインを売っていません。これはなぜでしょう? 価格が下がるとき、なぜ現物を買ってきた人々は売らないのでしょうか? 最も人気のある製品、1ozアメリカン・シルバー・イーグルと90%の「ジャンク」銀バッグの2つに、答えがあると我々は考えています。

●90%の「ジャンク」バッグ銀貨

銀の「ジャンク」とは何か? そして、なぜそれらはそれほど人気があるのか? ジャンク・バッグとは、かつてここアメリカ合衆国で流通していた1965年より以前の日付けのある90%銀貨です。具体的にはダイム、クウォーターまたはハーフダラーなどです。とくに、売りに出されるハーフダラーがもはや見かけられず、大部分のジャンクコインといえば、ダイム、クウォーターを意味します。

90%銀貨を買う人の思考法は、我々のドルに依存した経済がもはや信頼されないという点に行き着くならば、それは将来到来するかもしれない、物々交換のためのコインとして買われているという事です。これら、ハーフダラーが市場から消えてしまうほどの事が、急激に、すでに起こったかについて、どうしてそうなったのかをしばらく考えてください。

1964年のルーズベルト・ダイムは、1964年時点では、ひとかたまりのパンを買う事ができました。その同じダイムは現在、coinflation.comによれば2.06ドルであり、その銀貨としての実効性により、今日でも同様にひとかたまりのパンを買う事ができます。一方、1965年ケネディ・ダイムは、1965年にはひとかたまりのパンに相当しましたが、しかし現在、その同じ1965年ケネディ・ダイムで、今日あなたは何を買う事ができますか? 現実には、10セントの購買力のままです。これこそが、政府が我々のお金にしたことです。

実際、1965年より前の1,000ドル分のダイムやクウォーターは、現在22,000ドル以上の価値があります。(デコ注:ドルが95%以上減価しているに過ぎず、パンや銀の価値は変わっていない、という事。誤解なきよう)

そういうわけで、90%の銀のジャンク・バッグを買う人々は、それら銀貨を退蔵します。彼らがそれを必要とするならば、彼らがそれと物々交換する何かを持っているということを知っていることが時間とともにその購買力を保ったことは、心の平和をもたらすはずです。預金が引き出せず、物々交換する何かを持っていたことを、キプロスの多くの人々がたった今願っていると、私は想像します。

●1ozアメリカン・シルバー・イーグル

1ozアメリカン・シルバー・イーグルは、私がアメリカで最も美しいコインであると考えるものです。その需要は旺盛なので、人々は2番目に人気であるシルバー・コイン(カナダのメイプルリーフ・シルバー・コイン)が多く買われています。オークションサイトeBay上でも、あなたはカナダのメイプルリーフ銀貨をめったに見ないでしょう。しかし、アメリカのイーグル銀貨はオークション売買が盛んです。

1月以降、アメリカのシルバー・イーグル・コインの需要が増加している理由の一つとしては、多くのディーラーがASEを買って、そしてそれらをPCGSへグレーディングを依頼、スラブに収めている事があります。ディーラーにとっては、これらの費用は比較的安いコストですみます。

ミントから納入されたシルバーコインが、スラブの中に直接パッケージされると、最高等級である70に格付けされる確率は高くなります。これによって、ディーラーはコインの価値(価格)をより上げる事ができます。そして、このように、ミントから直接、ディーラーが普段よりも多くの量のシルバー・コインを買い付けたか、それをこの事によって説明することができます。


個人的には、あなたが、アメリカのイーグル銀貨、カナダのメイプルリーフと90%ジャンク銀バッグを買うように私は勧めます。光るコイン(注:たぶんPCGSやNGCのスラブ入りコインという事)を所有するため、より多くの代金をコインに対して支払う必要はありません。我々が物々交換のような状況になったのなら、誰もあなたのコインがどれくらい輝くかについて気にしないでしょう。あなたが光るコインでどの位の価値があるかを計算することができるように、物々交換をする相手の彼らは、単に銀の重さを気にするだけです。

しかし、1月を過ぎてもなお、アメリカのシルバー・イーグル・コイン売上高は堅調なままでした。その多くのディーラーが納品までにより長くかかると彼らのクライアントに説明しなければならないほど、それは強かったのです。この種の問題が、銀の価格を取り巻く状況で起こっていることを心にとめておくべきです。つまり、銀の価格は再び離陸する事を始めなければなりません。私は、我々がすぐにそれを見る事になると思います。

●結論として

私は、最近SLVのような銀ETFを売っていて、その収益を90%銀のジャンク・バッグや1オンスのアメリカのシルバー・イーグル・コインに転換している人々の多くの声を聞いてきました。いま危機が襲ってくる前の段階であり、ヨーロッパの混乱が周囲の国々へと展開していく、この傾向が増幅されると、私は思っています。最初であった欧州の銀行へのストレステストの結果について、2010年7月にあざけったとき、私がその2、3年の間に起こると警告していた危機です。

1月に、私は金よりも銀を推薦していました。そして、銀は最近、プライスを保っているように見えます。米ドルはヨーロッパ混乱の受益者でした。そして、銀がドルと反比例の関係にあり、銀の価格が離陸する前に、それが底として25ドルを見ないかと言われれば、それはわかりません。ドルがより高いままで(私の意見です)、このためヨーロッパの混乱を動かし続けると、私は思っています。そして銀は底を打ち、数ポイントでドルがより高いどんな潜在的動きにもかかわらずに、離陸します。

冷静に見て、私は銀に関する強気の記事を書きます。ドル・コスト法による銀購入を、私は推薦します。価格が将来、途中で10%以上下げるというわけではありません。価格が下がっても誰も売っておらず、銀現物の保有者はごく最近の価格下落でこれを証明しました。(by Doug Eberhardt、ダグ・エーベルハルト 注:私は貴金属地金ディーラー/ブローカーです)



とても誠実なディーラーだなw スラブ入りサーティフィケーション・シルバーを売らんがための、買占め的な事があったと、たぶんそうだろうね。確実に利益が取れるからな。贋作ASEも実は、彼ら自身が仕掛けてたりして(言い過ぎかw)。

しかし、非常によい記事だ。当方、100%同意である。こういうコイン屋さんが日本にもあればなー。もっと売れるんだろうけど。

が、離陸する、というのは、誰にもわからない。むしろペーパー金銀は、一時的にゼロに行く可能性も、ゼロではない。そのとき、現物の取引価格がどうなるのか、それも誰にもわからない事だ。

それと、この筆者のダグだが、彼は地金販売に関しては、1%しか乗っけてないという。すばらしい!
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[2013/03/31 15:53] | silver | トラックバック(0) | コメント(0) |
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