デコの残日録
人間は死ぬために生きている訳だから、日記は残日録とも言える。311原発事故でその思いは益々深くなったが、この国の行く末を見届けるには、何とか生き残らないといけない。そのための愚考過程をメモ。
シルバー現物は実利であって趣味ではいけない(3)

なんども言うようだが、個人的見解である。

予定を変更して、バー/インゴットについて書いてみよう。ある方から、どこで銀現物を買えばよいのという質問をいただいたからである。

バー/インゴットは、コインと違って、プレミア(プレミアの率は一定ではなく、現物が払底するほど上がる)というのはなく、先物価格+αに規定の手数料(バーチャージ、バーの重さによって異なる)が乗る感じである。

日本で一番安く貴金属を買う方法は、先物で買って現引きする方法だが、それは先物取引契約をする必要があるし、重量制限があったり、一般的でない。コイン以外で手軽に安く買える方法は、貴金属小売店で買う、このバー/インゴットである。単位重量当たりの単価は、先物現受け以外ではもっとも安い。純粋に、インフレ対策というなら、コインなど無視して、このバー/インゴットで十分だと思う。

どこで買うかだが、まっさきに思いつくのは、田中貴金属である。日本でもっとも信頼の高い、貴金属販売の老舗中の老舗と言っていいだろう。

販売するだけでなく、きちんと買い取りを行ってくれる、その信頼性というのも購入店を選ぶ際の、重要なポイントである。

噂にすぎないが、たぶんハント兄弟による買占めにより銀価格が急騰した際、日本のある店が、シルバーを売るには売ったが、買取を拒否したという話である。ネットの噂だが、本当だろう。2011年4月まで続いたシルバー急騰のときは、どうだったのだろう? きちんと買い取りをしてくれたのだろうか? 

当方、原発事故でそのときは生きた心地がしなかったし、相場の事も考えられずチェックすることすらしなかったが。しかし、どこそこの店は、2011年春の急騰時、買い取ってくれなかったという話は聞いたことがないので多分そういう事はなかったと思いますが、知ってる方がいれば教えて欲しい。買いたいときに買えないのも問題だが、売りたいときに売れないのではもっと問題である。

話が飛んだ。で、田中貴金属はいいのだが、銀地金は30kg単位でしか販売・買取していないもようである。利幅が取れないとか、手数(重いし巨大だから)の割りに儲からないといった理由であり、それ以外の貴金属で手一杯ということなんではないかな。いずれにしても、現在の相場でいけば、30kgで270万円である。ちょっと気楽に買える額ではない。

2010年ごろ、当方はよく、通勤の際、カバンに現金20万円くらいを常に持ち運んで、相場が下がったなというときに、仕事の合間を見計らって、神田駅前の石福に足を伸ばしたものだ。なんといっても、交通の便がいい。改札を出て1分で店頭に到着する。それと、他に客がいないので、すぐに手続きが終わるというメリットもあった。田中貴金属のように、混みすぎて3時間も待たせられたという悲運に遭遇した人は少ないのではないかと思う。

石福では銀地金を、1kg、10kgで購入できるのがメリットであり、かつデメリットでもある。それ以外にも確か500gとか300gとかのバーもあった気がする。手数料や売買スプレッドはゴールドより高い/差が大きいので、何か損した気分になるが、すぐに地金を売るわけではなく、インフレ対策と割り切れば、いつ買ってもいいと思う。

しかし、地金はいつ買ってもいいとは言いものの、やはり安いほうがいいのは人情なので、相場安&円高(対ドル)のときにだけ購入する事、それといろんな方が言ってるが、ドルコスト法(何度かに分けて購入する)で買うという事につきると思う。長い戦いなので、一気に買わない事、これが重要だと思う。

ただ、相場下落と円高局面を待つといっても、それほどこちら側の思い通りにはならないので、自分でどのくらい下がったら、買うかという事はあらかじめ決めておいたほうがいい。たとえば、前日の小売り値から1g5円下がったら買うとか、小売価格低下率が20%を超えたら、多めに買うとかというルールである。

株とかだと、相場下落のときに買うのは、勇気がいるものだが、貴金属現物の場合は不思議とそういうのはなく、むしろ何か得をしたような気になって買えるのも、面白い。仮にその後、相場が上がっても、逆に下がっても、ペーパーアセットではなく現物があるので、仕事中相場が気になって困るとかいう事が少ないメリットもある。ま、人によるでしょうけどねw

10kgをディパックに背負って、家まで帰った事があるが、正直、もういやだと思った。1kg数本なら、そうでもないが、5kgを超えたら、宅配便で送ってもらったほうがいいと思う。購入時に、送ってくださいと言えばいい。ただし、送料は購入者側で払う。それと、直接、神田駅に足を運べない方は、Webあるいは電話で注文して(在庫の有無と単価、支払方法の確認)、銀行振込みしたあとに自宅へ送ってもらうという方法もある。地方の方や時間が自由にならない方は、この方法で購入するしかない。

なお、銀地金は石福で購入すると、プチプチ緩衝材によってシールされて納品される。じゃまだな、とこれを取ってはいけない。銀は硫化したり化学変化で変わり易い性質があるため、外気を遮断するための外装であり、そのまま保管します。もっとも、ぷちぷちを取ってもちょっと黒くなるだけなので、それで価値に変化が出るわけではないけど。しかし、シルバーの魅力はその見た目の、ゴールドにはない気品溢れる輝きにもあると思うので、できるだけ輝いたまま保存したいところ。できるだけ、扱いには気をつけましょう。

売るときは。。。当方はシルバーを購入した店に持ち込んで、売ったことがないため不明ですが、もしかすると売却時は、店に直接持ち込んで、その場で確認・決済・現金引き受けという方法しかないかもしれない。送付して、銀行振込みしてもらうという方法は、たぶんNGではないかと思う。田中貴金属の30kgに関しては、わかりません。それぞれ確認してみてください。
(追記)
積み立てという方法はお勧めできない。できれば、現物そのままを購入したい。現物が手元にあるのと、そうでないのとでは、その後の心持ちや考え方に差が出ると思う。

(追記2)
思い出したので追加。2010年の暮れ、石福さんに行って、バーを買おうとまっていたとき、先にいたお客は、若い白人男性であった。彼は、1kgバーを数本購入したようであった。何を思ったか、彼は受け取ったバーの緩衝材を、あれよあれよという間にひきはがし、地金をむき出しにしてしまった! おいおい、黒くなるよ、と注意するまもなく、彼はぷいと振り返って、店を出て行ったのであった。白人というのは、ずいぶんあっさりしてるなーとあっけにとられたのだった。

それは、ちょうど、マックスカイザー氏の「Bye JPM, Buy silver」運動に火がついたときであり、youtubeでも、それを見た人達が自分でビデオを作り、そのシルバーのカラクリを英語ビデオでPRしていた時期だった。こういう情報は欧米人は、どこにいてもすぐにわかったろう。日本人で知ってる人はほとんどいなかったのではないかと思う。できるだけ、英語の情報に敏感になること、残念だがそれしかいまのところ方法がないなー。
関連記事

テーマ:インフレーションは止まらない | ジャンル:政治・経済

[2013/02/24 09:08] | silver | トラックバック(0) | コメント(0) |
<<変な翻訳結果「paper gold market」=「特別引き出し権市場」 | ホーム | この下げ相場の中、225トンのゴールドを買った東洋の中央銀行たち>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://silverisrealmoney.blog.fc2.com/tb.php/345-c536ead9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
プロフィール

デコ

Author:デコ

Silver stackers by buying physical silver can end the silver manipulation and stop the criminal banksters. (Words belong to BJF. mni TKS! )


最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

Silver Price

ドル・インデックス

Gold Price

GSレシオ1年

WTI

為替

ビットコインUSD