デコの残日録
人間は死ぬために生きている訳だから、日記は残日録とも言える。311原発事故でその思いは益々深くなったが、この国の行く末を見届けるには、何とか生き残らないといけない。そのための愚考過程をメモ。
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高橋靖夫という稀有な金本位制論者
いまでこそ、金本位制部分金本位制などが、米ドルの失墜とともに言われる事が多くなったが、リーマンショック以前にそんな事を学者が言おうものなら、それこそのけ者にされていただろう。近代経済在学者に言わせれば、何をいまさら「野蛮な遺物」を、という事になったろう。

高橋靖夫氏は、エコノミストでありながら、ずうっと金にこだってきた人だ。その姿勢は、憑かれたようだと言ってよい風情すらある。彼は、1971年のニクソンショックを、アメリカの深謀遠慮な策略だと看破し、いつかその巻き返しとしての「逆ニクソンショック」が「部分金本位制」として復活してくるという主張をする。

高橋氏の遺作となってしまった『金本位制復活!』は、ゴールド・シルバーが好きな人にとっては、ぜひとも読んでおくべき本だ。副島さんの本をいくら読んでも、本当の事はわからない。

本書の中に、2006年1月に、FRB議長を降りたグリーンスパンがたびたび登場する。議長をやめた直後の講演会でのグリーンスパンの言葉が紹介されている。
「グリーンスパン前(FRB)議長は、講演の最後にさらっと『これからは金が大切になる』と言った。多くの聴衆は金融動向に関心が行っていたので聞き逃したに違いない。でもグリーンスパン前議長が本当に言いたかったのはこの一言だと思う」。
また、加藤寛氏の金に対する言及もある。1981年の「レーガン金委員会」で金本位制が話題になった当時の話である。加藤は「日本では金本位制への復帰は非現実的だと言っているが、もし現実になったら円は一夜にして1ドル=300円になる」は怖い指摘だ。多分そうなるだろう。もっとも1ドル=240円当時の300円であるから、今ならもっと衝撃の大きい変化になるだろうな。

以下、興味深い見出しをあげよう。

・先物市場は国家が「市場」に介入できる余地を高める
・新ドル、旧ドルの並行流通でアメリカは徳政令を狙う
・企業も個人も「金保有で超円安に保険」をかけよ

最後の超円安への言及だが、ついせんだってまで、超円高が問題とされてきたのに、リーマンショック直後に、日本人にとっての、超円安の危険性について予見できていた高橋さんの警鐘は、残念ながら当たるかもしれない。怖いことだ。

国民にとって大事な、本当の事を言う政治家は、長生きできない――これは経験上からもよく納得できる事だが、エコノミストにこの経験則は通用しない、という事はない気がする。その高橋さんも本書を上梓した直後の2009年暮れ、急逝している。リーマンショック後に、陰謀論の世界で影響力の大きかった佐宗邦皇氏や太田龍氏らが相次いで急逝されているのは、果たして偶然だろうか。
本書の中で、高橋さんは本当の事を書き過ぎたのではないかと邪推してしまう。

金本位制復活!金本位制復活!
(2009/11/27)
高橋 靖夫

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[2013/02/04 18:02] | gold | トラックバック(0) | コメント(0) |
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