![]()
量は出ないが、高品質で価格も高いWTI原油(産出量はほとんどゼロだがw)と、北海油田ものの価格は、かつては、リーマンショック前まではWTIが明らかに北海ブレント油を凌駕していたものの、リーマンショックや311原発事故の前後を境に、両銘柄の価格は、逆転していた。 10年超続いてきたこのWTIと北海ブレントの価格逆転が、いま訂正されたのではないか・されつつあるのではないかと、ゼロヘッジは指摘している。 もしそうだとしたら、そこから何を読み取るのかは、その人つまり読み手による。 まあ、これがごくごく一時的な価格の逆転の逆転現象に過ぎず、明日にはもとに戻る訂正があるやもしれず、なんら意味のある事とは未だ断定はできないものの、直近では世界中がインフレ抑制のために「協調介入」して、各国の備蓄原油を泣く泣く放出してきた推移があり、それと無関係なのか、何かが起こる予兆なのかが気になるところ。 タイムラグがあるので、自分の目で現状、この価格逆転の逆転を確認することはできていないが、ゼロヘッジがレポートしていることからして、なんらかの異変発生と観るべきではないかと思う。 ロシアの石油・天然ガスはいま、売れに売れまくっており(買い手はほぼBRICS)、西側によるロシア制裁前よりもルーブルは一時的な下落をものともせず、直近はむしろ対ドルで急上昇しており、西側の圧倒的な惨敗は明らかだと言える。 WTIと北海油の価格関係から、異変を検知するなどという手法はそもそも馬鹿げているが、旧来続いてきた油による支配体制の、底の底のからくりが、なんら一つも明らかになっていない現状では、これらの表層的な現象からアプローチするというのは、間違っているとは言えないと思う。 油戦線に異状ありやなしや。 本日、西欧諸国は風力発電を大々的に進める合意(つまり旧来の油資本システムを捨てる馬鹿げた決定)をしたというニュースを聞いた。 風の流れに棹さす事(風力発電は本来の風の流れを弱める=エネルギー保存の法則)は、自然の風に逆らうこの事自体が、異常気象(やつらの言うところの温暖化)の、(太陽の異変を除いた)根本原因である。 早晩、とくに海上風力発電はメンテナンスの困難さから、稼働開始まもなくぶっ壊れて海の藻屑と消えることとなり、「負の遺産」として、歴史にくそ・馬鹿・無駄極地の汚名を記すことになるだろう。 ![]() |
![]() 都市鉱山含む鉱山では、塩酸や硝酸によって重金属を選別したあと、最終的にその残存物を王水に溶かしたのち、そのゴールドが溶け出した溶液に金還元剤を投入して、その結果として金だけを析出させる。
そうして得られるのは、ほぼ24Kの純金だ。 が、常温では、銀は王水にさらされると、その表面はすぐに塩化銀に変わり(酸化がストップ)、それ以上の王水との反応はなくなる。 通常、鉱山から産出された金は、銀や白金などと溶け合った金属化合物として存在しており、純粋なゴールドではないので、化学的精錬か、灰吹き法などの物理的な精錬過程を経て24Kゴールドに近づくが、問題は銀シルバーだ。 ↑2週間かけて、自家採取したゴールド粒、小指の先よりも小さい。およそ0.44g。古いノート・パソコンやメモリ20台分 自分自身で自家都市鉱山からのゴールド採掘をやってみてわかったのは、ゴールドは、比較的簡単にリサイクル(recovery)できるが、その都市鉱山から出た鉱石には恐らく数%~含有されている銀シルバーは、その存在にすら気付けないということだった。 都市鉱山で得られるのは、低予算な個人レベルではゴールド(うまくいけば白金も)だけ、という結論に至る。 たとえば同和などの大手の金属リサイクル会社では、ゴールドはもちろん銀もリサイクルしているだろうが、金のリサイクルが個人にでも可能なのにくらべて、銀シルバーのそれは、仮にできたとしても費用が掛かりすぎて、それでも銀が金と同じレベルの価格で取り引きされるのなら別だが、現状のように金の百分の一というレベルの価格しかつかない現状では、銀のリサイクルは無理だろう。 と、考えるのは素人である。 銀のリサイクルは、いくら金がかかってもいいからやれ、というかなり上流からの厳命が過去あっただろうし、現在でもあるだろう。 おそらく俺の直感では、同和などのリサイクル事業者は、どんだけ費用がかかってもいいから、銀をリサイクルしろ、そしてリサイクルできた銀は工業用途に優先的に市場に供給しろという命令が下っているはずである。 それは、銀小売りの石福は、2021年以降銀の小売がほぼストップ状態であり、その言い訳として「銀は工業用途でもあるため」と言っているのがその証拠である。 商売であるなら、より高く買ってくれる人に多少のプレミア積んで売ればいいものを、工業用途を理由にして、売却価格の先物マーケットへの価格同期を優先して、一般への小売りを制限している。 これは、もはや資本主義、自由主義でもなんでもない。デタラメ主義だ。 かつて俺が書いた 「ゴールド? ふん、ゴールドなぞいくら上がっても構わん。シルバーの価格さえ上がらなければな」 という世界が本当にあるのだ。 だからこそ、銀シルバーは虐げられ続けている。 かつては、スペインやイギリス、日本や中国などが銀本位制だったが、金本位制→ペーパーマネー本位制に強制的に変更されることによって、本当のマネーが何かということが、忘れ去られてしまったのだ。 金や銀を価値(労働)の基準に置いた社会では、マネー創造などというインチキはできない。 現状ではビットコインも同様の価値基準になりうる存在だが、いずれ電力とネットの消失によって(おそらく意図的な行為によって)、あるときを境に雲散霧消するだろうと予測する。 日本では濃硝酸と濃塩酸の化合物である王水は、ほぼ入手不可能だが(濃硝酸、濃塩酸さえいずれも入手不可能)、金や白金をも溶かす強酸の王様・王水にさえ溶けない銀というのは、改めてすごいと思ったことと、石福などの小売業者のデタラメに腹が立ったので、この文章を書いてみますた。 余談。 2019年に入ったあたりに、2020東京五輪に使う金銀銅のメダル用に、日本国民に対して、手持ちの貴金属を供出してくださいよ、というお願いとも依頼とも命令ともつかない、どうにもいいかげんな要請が東京五輪大会組織委員会や東京都(小池)から飛んできたが、最終的にいったいくらの量の金銀が供出されて、そのどれくらいをオリパラのメダル用の金メッキや銀メッキに使ったのか、そしてこれが大事なのだが、いったいどれほどの金銀が余ったのかの収支報告がまるでない。 これは、公的機関・公共団体による体のいい詐欺・詐取である。 許せない。 ![]() |
![]()
みずほ銀行の、もはや年中行事と化した、ATMトラブルが、すべての銀行で起こるかもしれない。 連休、連休あけというのは、そのタイミングとしては、絶好だ。 まあ、預金封鎖するには、まだインフレ深度が浅く可能性は低いと思うが、念の為。
↑このシトは、トランプ劇場の見過ぎ、あるいはすでに終焉を迎えたトランプ劇場の夢をいままた見たいだけなのであり、脳みそを少し休ましたほうがいいと思う。 ![]() |
![]() 極端な円安が招く円建て銀の高騰は、悪いサインである。 そもそも銀が高くなるというのは、不吉の象徴であり、社会生活の面から言って歓迎されることではないのだ。 二重の意味で、状況は悪い。 それでも、小ネズミ以来の、デタラメ自民党政権は、ひとえに日本と日本人を卑しめるためだけに存在してきたが、その結果としての円安がここにきて本領を発揮してきているわけで、円建て銀が上がるのは当然と言える。 2011年4月につけた1オンス$49(当時のレートで4100円/g前後)は、311の東日本震災と原発事故発生に伴う、一時的な国内事情による円買い需要が生じた、円高の中の銀高であり、まだ救いようがあったのかもだが、この円安による円建て銀の値上がりは、やばいというしかない。 |